Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
 「JISS」をご存じだろうか。今年四月で設立三年目を迎えた国立科学スポーツセンターの略称である。

 東京都北区の国立西が丘サッカー場に隣接し、日本のスポーツ界の将来を担うジュニア層から世界トップクラスのアスリート(競技者)たちが定期的にトレーニングを行う。医療スタッフや競技に関する解析をサポートするスタッフたちと組んで、競技力の向上に努めている。

 先日、スペインのバルセロナで開催された世界水泳選手権。日本チームの大健闘は記憶に新しいが、競泳の北島康介選手やシンクロチームもJISSの専用プールを使用していた。黒子的な役割を担う機関にとっては、大変にうれしい成果であったといえる。

 私はアスリート寄りの立場から提言を、ということで開設当時から運営委員の一人として携わらせていただいている。いつも願うのは、このJISSが、文字どおり日本のスポーツの中心となるオリンピック・トレーニングセンターとして発展し続けてほしいということた。

 バレーボールの米国代表チームにいたころ、コロラドスプリングスにあるトレセンで練習した。正面入り口の傍らには、「オリンピックまであと何日」と記された電光掲示板が設けられ、大きな五輪マークとともに訪れる人々を迎える。

 メディアによる報道は四年に一回でも、オリンピックを目指すアスリートにとっては、それがずっと継続した日々であることが伝わる。

 オリンピックの空間を誰もがほんのひとときでいい、体験できるようなシステム作りも今後、JISSにはお願いしたい。

(’03.8.6)

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