Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
アメリカンスポーツのシーズン制は合理主義の美点
心を動かされたヤクルト・・・


少々、私事で恐縮なのですが、今年の冬も、日本でプロバレーボールの選手としてプレーをすることになりました。 第4回Vリーグの優勝を目指し、ダイエーオレンジアタッカーズの “新外国人選手” としてチームに合流して、はや1ヵ月半。
先日、韓国遠征から戻り、日本の実業団チームの練習の長さに、時には 「ぜーはー」 言いつつも、冬に向けて毎日トレーニングに精を出しています。

Vリーグは今年で4回目を迎えます。第1回大会から外国人枠を設けて、1チームにつき2人まで登録可能で、オンコートも2人でしたが、今大会から登録人数は変わらないものの、コートに立てる外国人選手は1人になってしまいました。 「日本のリーグなのだから、日本人だけで勝った方がいい」 「外国人選手が入ると、日本人選手の活躍の場が減ってしまう」 等々、現実に言われている、いくつかの理由を聞いた時、とても残念に思いました。 これでは、あまりにも閉鎖的で消極的な姿勢ではないかと思うのは、私だけなのでしょうか。

昨年のリーグでは、最優秀選手賞をはじめとした個人賞の大半を、外国人選手が獲得しました。 確かに世界のトップレベルの選手たちを補強選手として連れてくるわけですから、賞をとってあたりまえ、チームに高い貢献度をもたらすのはあたりまえ、と言えばそうかもしれません。 選手たちはプロフェッショナルとして雇われているのですから、期待されている分だけ、その結果を出しているのは仕事人としていいことだと思います。

しかし、このような結果だけでは、外国人選手を補強した意味が違う気がします。 もっともっと日本の選手が頑張って、外国人勢を抑えて上位にくいこまなくては、本当に個人の技術やチーム力がアップしたとは言えないと思います。

スポーツは実力の世界です。 自分よりレベルが上の選手がチームに入れば、自分の今まであったポジションを取られることもあります。 しかし、そうなった時に 「もっと上手になってポジションを取り返すぞ!」 と奮起してこそ、自分自身のレベルも向上し、 チーム内にも競争が生じるから、チームにも奥深い強さができてくるのです。 ビジネスでもそうであるように、競争があってこそ、質の向上につながるのです。

“助っ人” という言葉がありますが、助っ人に頼り切ってしまっては、プラスになるものはないと思います。 1+1がお互いにとって、4にも5にもなるようなシステム作りが、一番重要なのではないでしょうか。



(デイリースポーツ'97.10.28)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より

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