先日、サッカーのワールドカップ予選の日本対カザフスタン戦をテレビで観戦していました。
試合開始直前のセレモニーで国歌が流れた際、日本の選手たちの表情が、画面にアップで映し出されたのを見て、私は全員が程良く緊張感をみなぎらせた 「いい顔」 をしているな、と思いました。
地元、日本での試合、そして約5万7千人のサポーターたちの大声援があったとはいえ、それだけでは、
あのような試合展開にはならなかったのではないかと思います。 実力の差うんぬんはともかく、終始一貫して、たたみかけるような勢いの試合だったということは、まさにチーム全員のハートが融合していたからではないでしょうか。
途中、監督が交代になったり、大切な試合を引き分けてしまったりと、苦しい場面を迎えたこともありましたが、ケガの功名と言うべきか、チームに良い意味での開き直りが生まれ、一体感が強まりつつあるように見受けられます。
是非とも頑張って、ワールドカップに行ってもらいたいものです。世界の舞台で戦うことほど、選手冥利に尽きるものはないと思いますから・・・。
チームスポーツだけに限らず、人と人との心 (精神的) のつながりは、何か似たような出来事を経験したり、あるいは体験したりしたことに対し、共有感や仲間意識が生まれることによって、深まっていくものだと思います。 特にその出来事が、苦しかったり、つらかったりしたものであればなお、それらを乗り切れたならば、絆はより深いものになるのを私自身、今までに何度となく経験してきました。
その中で最も印象に残っていることは、1995年の
11月に、オアフ島の山中にある 「ロープコース」 なるものに、USAチームの皆でチャレンジしたことでした。
私たちにとって、オリンピックを1年後に控えたこの年は、ワールドグランプリ大会で優勝したかと思ったら、ワールドカップではケガ人続出で6位に終わったりと、非常に上下動の激しい年となりました。
バレーボールのコート上以外の場所で、チーム全員のつながりを築くことが、コートの上でもプラスの方向に作用するのではないか、と考えたチームのスタッフが行きついた先が、 「ロープコース」 をスタッフ、そして選手全員 (当時18人) で体験しよう、ということでした。
このロープコースがどういったものか、そして私自身の気持ちの移り変わり、チームの中に新たに生まれたものは何だったのか・・・。
それは来週、お話ししますね。
(デイリースポーツ'97.11.11)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より
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