Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
オリンピックに国籍はいらない
インタビュー 印象によって興味の・・・


長野のオリンピック村に次々と到着し、入村式を行い、各国の旗を掲げる選手団の様子をテレビで見つつ、今週分の原稿を書いています。

私は初めてオリンピックに行った時、入村式なる儀式をした記憶がありません。 もっとも500人から成る大選手団が夜中の2時にバルセロナ空港に降り立ち、バスにイワシの缶詰状態につめ込まれ、選手村でIDカード作成や写真撮影をしたあげく、朝4時にバタンキューの状態だったので、起きて外を見たら、バルセロナの空の下に星条旗がはためいていた、という感じでした。

さて、前回私がアメリカで体験した 「メディア・トレーニング」 について少々ふれましたので、もう少しお話しましょう。

スポーツの最高イベントと言えるオリンピックは、回を重ねるごとに参加国数も増え、当然それに伴って報道陣もその数が増加します。 イベント会場での正式な記者会見の場だけでなく、選手村内などでもたくさんのリポーター達が、情報を入手しようと待ち受けています。

スポーツの勝敗や試合内容についてだけの質問にとどまらず、薬物使用の有無に関することや、 宗教問題、はたまた国際情勢についてまで意見をもとめられることなど、実に多様な 「インタビュー形式」 と向かい合うことになります。
そんなメディアに対応するために、オリンピック前にメディア・トレーニングの専門家を招いてUSAチームは講義を受け、実際にインストラクター相手に実技に挑戦しました。

このインストラクターの手強いことといったら・・・。
自動車教習所の教官のイヤミなんて、メではありません。 私たちをトレーニングして下さったのは、レーガン元米大統領をも教えた方で、キリリとしたハンサム。 しかし、キビしかった・・・。

講義では、過去の大物政治家やプロスポーツ選手などのインタビューをビデオで見て、質問に対する返答内容の善し悪しや服装、カメラに対する体の角度や姿勢、目線のもっていき方など手ほどきをうけました。

特に目線のことに関しては、インタビュアーとカメラを交互にしっかりとらえ、決してそらさないテクニックが印象的でした。 選手の一人が質問されている間に、うっかり視線を教官から離してしまったら、教官が漂っていったしまった彼女の視線を、本当に追っかけていって大爆笑になりました。

良くできたごほうびに教官から私も1ドルもらったりと、楽しい思い出と共に、訓練前と後のビデオを見比べて、その差が大変良くわかり、勉強になりました。
超一流の道は、プラスαが必要なんですねぇ。


(デイリースポーツ'98.2.03)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より

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