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先週の金、土、日と3日間、私はバレーボールのオールスター戦に出場するため、東京に行っていました。 ダイエーのチームからも他に数名選ばれていて、東京行きの新幹線の中は、かなりにぎやかでした。
リーグ期間中は現地に向かって移動しているときも、やはり試合同様、緊張感に包まれていますが、今回ばかりは皆、リラックスムードで、早朝にもかかわらず早速お弁当を広げて、おしゃべりに花を咲かせつつ東京へ行きました。
さて、このオールスター戦 「Star&Max」 のメンバーは、Vリーグ期間中にファンの方々の投票によって上位12名が選出され、奇数6名がStarチームで、偶数6名がMaxチーム。
両チームとも、もう6名ずつ必要なので、各チームの監督、コーチの推薦でチームに加入される形となりました。
前に言葉をかわしたことのなかった選手たちも、3ヵ月間続いたリーグ中に何度となくネットをはさんで顔を合わせていたし、最初のうちは少し緊張してはいたものの、ほどなく打ち解けて練習に入りました。
何せ、本番の前に練習ができる時間は1時間弱。
私は何人かの方から、「ヨーコさんはセッターだから、コンビネーションを合わせる時間が少なくて大変でしょう」 とナゼか同情的な言葉をいただきましたが、イエイエそんなことはありませんよ。
だって私は、3ヵ月ものリーグ期間中に、この選手たちを 「見てきて」 いるのだもの。
だれがどのようなタイミングで攻撃に入ってくるのか、どういうときに移動してアタックを打つのか 。トスは高めがいいのか、低めがいいのか、ゆっくりめが好きなのか、速いトスが好きなのか。
アタッカーの特徴は 「対戦相手」 だったときから、いかにして攻略方法を考えていくか充分すぎるほど研究していたのです。
各選手の特徴が私の頭の中にインプットされているのなら、あとはカンタン。 同じチームになった彼女たちの所へ、そのトスを上げればよいだけのこと。
バレーボールを生業として、オールスターチームに選んでいただいたということは、私にそれだけの技術がなければおかしいと思いませんか?
10年間コンビを組んできた人たちですら、ミスが出ることだってあるのですから、わずか1時間半ほどの間に結成されたチームに出来ることは限られています。
即席チームならではの良さを、最小限にとどまらせてしまうか、最大限に引き出すかは、選手どうしの読み、カン、センスの良さが鍵となるのです。
「楽しかった!」 という選手のコメントを聞いて、私の1日も超ハッピーだったことは、言うまでもありません。
(デイリースポーツ'98.4.14)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より
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