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今年の6月以来、約3カ月ぶりにアメリカに行ってきました。 いつものごとく、滞在できる日数は少ないので、ほとんど時差ボケをしに帰るようなもんですが、やはり南カリフォルニアの雰囲気を味わうのは良い気分転換になります。 今の時期にしては珍しく雨が降っていたようですが、私が到着した日は雲ひとつない快晴でした。
そう、私は自他共に認める 「晴れ女」。 普段日ごろのおこないの良しあしには関係なく、イベントのある日は9割5分がた晴れてくれるのダ。 数年前に高校時代の同級生がフィアンセを連れて遊びに来た時、彼女たちが空港に着いた時から、まさに帰りの便が離陸するその瞬間まで雨に降られっぱなし。 いずれが雨女か雨男、とモメていましたが、まあ旅は楽しかったようで、数日後に届いたはがきには 「今度は雨男をおいて一人でまた行くワ。ありがとう」 と書いてありました。
ハイハイ。
さて、私がアメリカに行っていた間じゅうスポーツの話題はもちろん、この人。 BIGMACことマグワイア。 そして彼とホームラン王争いを演じた好敵手ソーサ。 数年前の大リーグストライキ後、いまひとつパッとしなかった野球に再び多くのファンたちを呼び戻してくれたこの二人の貢献度は多大なるものがあります。
特にマグワイアは70本のホームランを放ち、大きく球史に残る記録を塗り替えました。 あちらの新聞ではスポーツ欄だけにとどまらず、社会面の1面を飾るほどです。 彼のチームがある州ではフリーウェーのひとつに彼の名前をつけようといった提案もあるとか・・・。 ニュースではマグワイア・フィーバーは球団だけでなく、市の財政も潤しているそうで、グッズの売上げのほかにも、ホテルやレストランなども上々の成果が得られたと言っていました。 さまざまなプレッシャーの中でただひたすら自分の野球をすることに徹し、その結果、球史に残る大記録が生まれ、多くの人々に野球を通じて夢を、そして可能性は無限だということを示してくれた。 素晴らしいですよね。
そして私がもうひとつステキだな、と思ったのは応援するファンの姿。 たとえマグワイアが敵チームの選手であっても彼がホームランを放てばスタジアム内はスタンディングオベーションがおこり、挑戦しつづける者へのおしみないサポートが送られる様子には胸をうたれました。 「いいものはいい」 と直に認める。 アメリカのそういうところが好き。 どんなに栄誉のある賞でも死んでからいただいては、もって行きたくてもあの世にもっていくこともできませんしね。
(デイリースポーツ '98.10.4)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より
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