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雨降りの日が続いているので、車でのドライブも今ひとつ気乗りがしません。 自動ならぬ “天然” 洗車は便利だと言ってしまえばそうなんですけれど、やはりせっかく取り付けたサンルーフを全開にして走りたいもんです。 この愛車でブイブイ言わせ、ナビに誘導されてたどりついた六甲アイランドで行われた生涯学習国際シンポジウム 「語り合おう 『スポーツの楽しみと夢』 」 の続きにまいりましょう。
皆さんにとって 「スポーツ」 とは何ですか? どんな意味をもっていますか? 体を鍛える、レクリエーション、ビジネス、人とのつながりをつくる手段、チームワークという視点から社会性を培う教育の一環、等々。 ほかにも私の考えが及ばないような意見もあるでしょう。 これらのことはまとめて言えば 「日本人のスポーツ観」 ですよね。
シンポジウムの中ではトークセッションのコーナーが設けられており、4人の方々が2、3のテーマを中心にセッションを展開させていきました。 4人の方というのはラグビー日本代表監督の平尾誠二さん、医学博士の河野一郎さん、スポーツライターの玉木正之さん、そして通産省から高橋牧人さん。 この組み合わせはスポーツの現場の声、スポーツ医学あるいは教育学的視点からの声、メディアから見たスポーツの在り方、そして政治とスポーツのかかわりと実にユニークなコンビネーションになったと思います。
結論から先に言ってしまうと日本のスポーツがもっと一般市民の生活の中に浸透し、個人個人が生涯を通してスポーツとかかわりながらより豊かでゆとりのある生活を築きあげていくためには前出の 「日本人のスポーツ観」 に対する意識変革が大切なのではないだろうか、ということが浮上してきました。
スポーツを見るのは好きだけれど、自分ですることは大嫌いだという人に聞いてみると小学校の体育の時のイヤな思い出が原因だったりします。 子供の時にスポーツと自分の関係が 「ねばならぬ」 体育の授業を通じてでしかない場合って多いですよね。 これは 「一応、ひと通りのことができれば落ちこぼれることはない」 というワクの中にはめ込む教育システムの一部でもあると思います。
施設の使用にしても一流選手が戦った場所でプレーできることを楽しみにしている人も多いかもしれないのに規制が多くて使用できる機会も少ない。 管理するためだけの設備ではもったいないですね。
ほかにもたくさん問題点はありますが、スポーツに親しむゆとりがある国というのは、けっこう生活にも精神的にもゆとりがあるような気がします。 日本もそんな国になるといいな。
(デイリースポーツ '98.10.18)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より
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