Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
人の縁の素晴らしさに感動
すごく楽しいディスカッション


今週は久しぶりにワクワクすることが続きました。 
11月3日から日本各地でバレーボールの世界選手権が開催されます。 4年に一度行われるこの大会。 私自身は今シーズンアメリカナショナルチームとは契約を結んでいないので出場はしません。 世界の強豪チームと対戦することのウマミを知ってしまっている私にとってちょっぴり残念です。 と、思っていたところへ3週間ほど前にラッキーな知らせが舞い込んできました。 

選手権の前に調整をかねてオレンジアタッカーズの体育館にブラジルとアメリカのチームが来ることが決定し、滞在中に何セットか練習試合もできるだろうということでした。 代替わりをしたアメリカは若手中心で発展途上中といったところ。 一方ブラジルは百戦錬磨のベテランぞろい。 ここ数年の間に急成長を遂げ、常時優勝争いに登場しています。 先だって行われたワールドグランプリという大会でも優勝したばかりです。

現在のブラジルチームの軸になっている選手達を初めて見たのは実に11年前のことになります。 18歳の時に韓国で行われた世界ジュニア選手権に出場した時でした。 私は当時全日本ジュニアの一員で、チームは優勝候補にあげられていたのですが、大会が進むにつれて調子が上がってきていたブラジルにコロリと準決勝で負けてしまいました。 勢いにのったブラジルは決勝で韓国を破り、優勝してしまったのです。

その時のメンバー数名と再び対戦したのは92年のバルセロナ五輪でアメリカ対ブラジル、銅メダル決定戦の時でした。 ジュニア時代にはドテチンのようだったエースが見事に体格も技術も変貌(ぼう)をとげ、チームにもまとまりが出てきてはいましたが、経験の浅さとまだ粗けずりな部分が災いして軍配はアメリカに上がりました。  

それから6年・・・。 ブラジルナショナルチームがおよそ10年の歳月をかけて完成させたシステムは大きく開花しました。 しなやかな体が有する驚異的なバネ。 その高さから放たれるスパイクは実に速く、そして重さがあります。 簡単なボールほど慎重に扱う細やかさ。 セッターが空中でくりひろげる攻撃パターンの展開は 「舞うような」 という形容がピッタリ。 スケールの大きなプレーには9メートル四方の舞台は小さすぎるように見えるほどです。

久々に世界のトップチームと対戦し、初めのうちは感覚が戻るまでに時間がかかりましたが、いやあ、楽しかったです。 ホント。 皆さん、テレビでスポーツ観戦をして 「うーん」 と思ったらぜひ一度会場に行って見て下さい。 世界のトッププレーヤー達は決してあなたを退屈させることはありませんから。

(デイリースポーツ '98.11.1)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より    

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