Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
夢を創るのが代表選手の仕事
試合とコンサート、どっちがメーン?


ニイハオ(漢字で書けないのがちと情けないかも・・・)。 と、いうことで今週は久しぶりに海外からのお便りとなりました。 チームが1年ぶりの遠征で、昨年は韓国でしたが今年は諸事情で中国になりました。 世界選手権が終わったばかりなのにもかかわらず、中国ナショナルチームが受け入れて下さり、私たちはナショナルチームの本拠地である北京にやってまいりました。  

22日の日曜日、関西空港からスムーズに飛び立つはずだったのが、搭乗するはずの便が北京での悪天候のためキャンセルとなってしまい、空港で待つこと約5時間。 ようやく別便で行けることになったので出発直前に高菜ピラフ2皿をかき込み、機内へと向かいました。 ところがこの便は上海を経由して北京に飛んだので到着したのは夜中の2時。 しかも雪!
 「ちょっとお。 雪だなんてきいてなかったわよ」。 「ヨーコさん。 さっき関空でアナウンスしてましたよ」。 「・・・」。 などと夜中らしい会話をしながらホテルに着いた時はもう3時すぎ。 何はともあれ無事に北京入りを果たしました。

私自身が中国に来たのは3年ぶり。 めざす体育館は滞在先のホテルの真向かいにありました。 道路を渡る際、日本にいるクセで反対側を見てしまい 「プップー」 などと車におこられ、足元の氷に気をとられていると自転車にブチあたりそうになり、あげくの果てには下級生に 「危ないですから」 と腕をひっぱられる始末。 トホホ。 こんな不名誉なことはコートの上で挽回するしかないので、ひいこら言いつつ何とか体育館にたどりつき、ドアをくぐりました。

まず目に飛びこんで来たのは中国の国旗とその下に女子チームが世界一になった時の大会(2位や3位のは無し)の旗でした。 6大会分あったと思います。 数多く遠征をしてきましたが、他国ナショナルチームのホームコートを訪れるのは初めてのことです。 中国全土から選ばれたバレーボールの精鋭たちが、世界のトップの座をめざして訓練を積む場所・・・。 そう思ったら私はひそかに心の中で敬意をはらい、ジーンとならずにはいられませんでした。

このコートには選ばれた人達しか立つことができません。 その 「選ばれし者たち」 の中のひとりになることがどれだけ大変なことか、そしてコートに立ち続けることは何を意味するのかを私も8年前に知りました。 故に私にとっては 「聖域」 とでも言えるでしょうか。 

来週はもう一歩、その奥へ御案内しましょう。


( デイリースポーツ '98.11.29)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より    

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