Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
全然ちがう日本の「個」と外国の「個」
“スポーツ馬鹿”なんてあり得ない!!


最近、ちまたではインフルエンザが猛威を振るっているようですが、皆さんは大丈夫ですか。 私はどうやらバイキンのターゲットになってしまったらしく、5年ぶりぐらいで床に伏せてしまいました。 とはいえ、試合や原稿の締め切りは待ってくれないので、薬漬けになりながらも洗面台のフチから復活して参りました。
さて、先週は 「バカじゃスポーツはできない」 と、意見を述べさせてもらいました。 頭を使ってプレーすることの楽しさ、自分で工夫して技術を磨いて競技することの有意義さ、自由にプレーする代わりに役割を果たすことの大切さ・・・。
これらのことを教わり始めたのは、いつごろだったのだろう、と記憶をたどってみたら、中学の時だったですね。 それもオーバーパスが3メートルにすら届かなかったころからです。 

「いいか。うまくなりたいのなら、人から言われたことだけをやっていたらダメだ。 教わるだけでもダメだ。 人の技術は盗め。 どうしたら自分はできるようになるか考えろ」 と、基礎技術を教えてくれた後は、バレーボール部の監督は、ほとんど細かいことは教えてくれなかったように覚えています。

もちろん、今になって考えてみると個人に対しても、チームに対しても、要所要所でヒントを与えてくれたり、軌道修正をしてくれたり、ということはありました。   「バレーボールをするうえで、これだけは絶対に外せない」 というポイントは、きっちりと押さえつつ自由にプレーさせてくれた、といったところでしょうか。
基礎問題を理解させないで、応用問題を解かせようとしても無理が生じるのと一緒で、プレーするうえでの基本的な技術や理論について徹底して教えてからでないと、選手たちがどのようにして 「自分で考えていけばいいか」 分かりませんからね。

私たちが中学2年になり、新チームに切り替わった当初、監督は日替わりで2年生にキャプテンをさせて当日の練習内容を考えてこさせたりしていました。 練習スケジュールをキャプテンが黒板に書いてチームに説明して進行させていく形で、監督はほとんど口を挟むことはありませんでした。 私たちはこうして少しずつ、どうすれば効率よく上達し、そして勝っていけるかを考えることを身につけていったと思います。

時々、「余計なことを考えないで、オレの言ったとおりにやれ!」なんて、怒鳴っているコーチを見かけますが、こういう人って、結構損をしているように思います。 だって、選手の思考能力にフタをしてしまったら、その中にダイヤの原石が埋もれていたとしてもわからないでしょ。


(デイリースポーツ '99.01.31)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より    

全然ちがう日本の「個」と外国の「個」
“スポーツ馬鹿”なんてあり得ない!!

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