Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
スウォッチで五輪への思い新た
日米で大差、スポーツ界&スポンサー


先日、私の30回目の誕生日に13年ぶりぐらいで松山市に行って参りました。市長と語り合うスポーツシンポジウムということでお招きいただいたのですが、語り合う、というよりいつものごとく勝手にしゃべりまくったという感じでした。 そしてこのシンポジウムをより刺激的で楽しいものにしてくれたのがスポーツジャーナリストの二宮清純さんの存在でした。

以前より、問題の核心を射る理路整然とした説得性のある数々のコメントをスポーツ誌などで読ませていただいていたのですが、どれもスカッとさせられるものばかり。 そして時には読む側も 「ヨォシッ」 と鼻息を荒くさせてくれるようなパワーもその文章から伝わってきます。

実際にお話をさせていただいた二宮さんは私の勝手な期待を裏切ることなくシンポジウム後も楽しいトークをして下さり、松山市の良さを聞かせて下さったおかげで私は朝から道後温泉につかり、正岡子規堂へ行って (一句詠もうとしたが失敗) 締めくくりに地ビールを買ってしまった・・・。 三十路の第1日がこんなにも潤ったものになるなんてシアワセ、と思い松山をあとにしました。

私がスポーツをやっていて良かったナ、と思うのはこれに関連して多くのことに出合えた時です。 自分とはまったく異なる環境で育ってきた人や、現在スポーツ以外のジャンルにたずさわっている人、あるいはこのようなシチュエーションに遭遇した時、これらのことをとても幸運に思いますし、またそういった環境があることに感謝せずにはいられません。

実は私は高校から大学に進むことを決心した時 「アイツは結局バレー一筋になれなかった」 と言われたことがありました。 オリンピックを目指そうという高校生が大学でチャラチャラ遊んでいる場合か、と言いたかったのでしょう。でも、あらゆるものから自分を隔離して、ボールを追うことが本当に 「一筋」 であると言えるのかしら。 外見はそう見えるかもしれないけど、本質的な部分を見ればどこか違っているような気がします。

体の筋がそうであるように、バランスよく鍛えてやることによって肝心の筋はより強くなるもの、偏ったやり方ではいつかプツンと切れてしまいます。 人との会話や違う世界を見て自分を高めて、これが本筋に還元されれば立派に 「一筋」 と言っていいと思うの。
  道なきを 進みて後に ふりむけば 思い出すのは ビター&スウィート
ありゃ。 短歌になってしまった。 でも、いいの。 筋が通っていれば・・・。


(デイリースポーツ '99.03.28)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より    

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