Atlanta 1996 that night,She has written on the back of her right hand ,in japanise "Make everything possible"
スポーツ宝島キューバに行ってみたい
自ら望めば環境は変えられる


♪Let's go to the ball park - と、アメリカではペナントレースが始まるとよくこのメロディーを耳にします。 ポップコーンにホットドッグ、コーラを買って野球を見に行こうヨ!と歌っているのを聞くと、暖かい春の日曜の午後にはフラフラと行ってみようかなぁ、なんて気持ちが動きます。(アタリメとビールでもいいけど)  

そして今年、野球を見に行きたいなと思わせてくれるもうひとつの理由。 それはやはり松坂選手です。 もちろんほかにも応援している選手はいますが、やはりもう一度プロに入って投げている姿も球場で見たいものです。 もう一度、というのは実は昨年の夏、甲子園で横浜対鹿実の試合を見たのです。 好カードのゲームと言われていたうえに、試合の内容も大変
素晴らしいものだったと鮮明に記憶しています。

試合と試合の間が何日かあいているとはいえ、炎天下の甲子園で連続して投げるのはおそらく想像以上に体力の消耗度が激しいと思います。 それにもかかわらず完封、完投の連続だったのは十分なスタミナがあるから、と思っていたのですが、それだけではないことに気がついたのは彼の投球フォームを続けざまに見ていた時でした 。

専門家の方から見れば色々とアドバイスがあるのでしょうが、松坂選手のフォームバランスの良さ、無駄な動きのないこと、そしてしなやかさのなかにあるパワフルさが 「平成の怪物」 とよばれるゆえんなのでしょう。 マスコミの注目度もスゴイですが、チーム観客動員数が3倍近くになったこともスゴイ。 プロ初登板で155キロをマークした底力に加えて松坂選手の放つ 「スターのオーラ」 にどれだけ多くの人がひきつけられているかがうかがえますよね。  

スポーツの世界ではスター選手の存在がとても重要です。 「この選手を見たい」 「こういうプレーを見てみたい」 と観客やマスコミに思わせることができるかどうか、そしてそういう選手がいるかどうかがその競技の浮沈のカギを握っていると思うのです。 時折、これはチームスポーツに見られるのですが 「みんなでやっているのだから突出したスターなんて必要ない」 などと言って変なところで全員平等説を唱えたりすることがありますが、これは主役のいない舞台のようなものでインパクトが弱いのです。

主役がいて名わき役がいてスパイスの効いた通行人もいるからシナリオが面白い。 誰もがスターになれるわけではありません。 実力プラスその人のもって生まれたオーラが必要なのです。 スターの光で皆が輝き、その光でスターもまた輝くもの。 その光を見に、さあBall Parkへ行きましょう。


(デイリースポーツ'99.04.18)
ヨーコ・ ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より  

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