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長年スポーツをしてきて、いろんな国に行ってきましたが、もちろん一度も行くチャンスがなかった地域や国もあります。 本当は現役の選手として、それらの場所で試合をしてスポーツを通じてその国を見たり、あるいは話を聞くことができるのがいちばんいいなぁ、と思っているのですが、この願いが必ずかなうかどうかは分かりません。
いつになるかは分かりませんが、一度はエジプトに行ってフタコブラクダにまたがり月の砂漠を旅してみたいのが一つ。 そしてもう一つ興味をそそられる国はキューバ。
リゾートとしてにぎわいを見せたころの名残があるホテルの一室で葉巻をくゆらせ、テーブルの上のラムの入ったグラスに手を伸ばす。 読みかけの本はヘミングウェーの 「老人と海」。 なぁんてね。
これ以上はカストロ氏とチェ・ゲバラぐらいしか思いつかないので並べたてるのをやめますが、何を隠そう、キューバはスポーツ王国 (だと私は思っている)。 スポーツに携わっている者としては、かなり興味深い所であるのではないかと思います。
カリブ海に浮かぶ小さな国、キューバは日本の方にはあまりなじみがないでしょうがアメリカに住んでいると、時折ニュースで耳にします。 フロリダの海岸から肉眼でも見えるほど近距離にキューバは位置しており、従って国交のないアメリカにボートに乗って亡命して来る人々が後を絶たないのです。
メジャーリーグで活躍している選手の中にもこのような経緯をたどって来ている人たちがいます。 野球ファンの方ならご存じかもしれませんが、かつて西武ライオンズでプレーをしていたデストラーデ選手もそうでした。
先日約40年ぶりにアメリカのメジャーチームがキューバを訪れて野球の試合が行われて大変な話題となりましたが、キューバでは野球がとても盛んで、しかも強い。 アトランタ五輪で日本チームと対戦した時のことを記憶していらっしゃる方もいることでしょう。
野球だけにとどまらず、男女バレーボール、陸上、そして柔道といった競技にもその強さを発揮しています。 国の総人口数は約千数百万人というキューバ。 これから考えると優秀なアスリートの存在率が非常に高いと言えます。 社会主義国のスポーツシステムが良いのか、はたまた優性遺伝子の成せるワザなのか・・・。
一度スポーツ宝島のキューバに行ってこの目で見てみたいと思っている私です。 来週は私が出会ったキューバのスーパーアスリートをご紹介しましょう。
(デイリースポーツ'99.04.25)
ヨーコ・ゼッターランドのスポーツ東西見聞録より
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